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英国の天候に寄り添う、機能的な玄関収納とブートルーム

2026年7月23日

英国の天候に寄り添う、機能的な玄関収納とブートルーム

濡れたコート、泥だらけのブーツ、そして自転車。英国の玄関には、他のどの国よりも過酷な役割が求められます。

英国の玄関ホールに最も必要なのは「乾かす」機能です。この一点があるかないかで、家具の構造は根本から変わります。既製品の玄関家具が最も見落としがちなのが、この視点です。

濡れたものには、すべて通気性を

背面が密閉されたコートクローゼットは、たった一シーズンで湿気と臭いがこもってしまいます。私たちは背板にスリットやパンチング加工を施し、さらに巾木部分に25mmの隙間を設けることで、掛けてあるコートの背後を空気が循環するように設計しています。

ブーツトレーは浮かせて設置

底面に直接置くのではなく、浅い段差(リベート)を設けて取り外し可能なトレーを浮かせることで、溜まった砂利を簡単に掃除でき、なおかつ家具本体の底面を乾燥した状態に保てます。家族で賑わう玄関において、この工夫が家具の寿命を5年から15年へと延ばす決め手となります。

450mmのベンチがもたらす快適さ

ブーツを脱ぐためのベンチは、高さ約450mm、奥行き400mmが理想的です。足さばきを邪魔しないよう、脛の高さに張り出しを作らないことも重要です。跳ね上げ式の座面も便利ですが、下部をオープンな収納にすることで、より素早い乾燥を促せます。

2段階のフック高さ

大人用のレールは1700mm、子供用は1100mm。この2段構成にすることで、すべてのコートが床に積み重なる事態を防げます。また、フック付きのレールは石膏ボードの壁ではなく、家具本体のフレームにしっかりと固定します。

仕上げのこだわり

玄関家具には、マットな質感の耐久性に優れたハードワックスオイルを推奨しています。光沢のあるラッカー塗装よりも避けられない擦り傷が目立ちにくく、メンテナンスもご自宅で午後のひとときを使って簡単に行うことができます。

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