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九龍のウォークアップ・アパートメントで過ごすルーフトップ・ライフ
2026年8月4日

香港の古いビルの屋上は、アクセス・重量・風対策さえクリアすれば、都市で最も価値あるアウトドア・リビングへと変わります。
九龍にある築年数の経過したビルの平らな屋上は、香港という都市において、オーナーが手にする最大のアウトドア・スペースになり得ます。ここを整える上で重要なのは、いかに制約をデザインに昇華させるかという点にあります。
全ての部材は階段から
エレベーターはありません。私たちは、750mm幅の階段を通過できるよう、屋上用家具をノックダウン方式(現地組み立て)のモジュールで製作します。これは配送時の問題対処ではなく、設計段階から組み込まれたデザイン上の決断です。
低く、そして軽く
低めのプロファイルは風の影響を抑えるだけでなく、スカイラインを背景にした際に美しく馴染みます。アルミフレームに編み込みのシートを組み合わせることで、重厚感を出さずに快適な座り心地を実現しました。
家具の前に「日陰」を
日よけのない香港の屋上は、一年の半分近く、午前11時から午後5時まで使い物になりません。シンプルなフレームにシェードセイルを張るだけで、その空間を楽しめる時間は劇的に増えます。
水洗いを前提とした設計
屋上には埃や大気汚染物質が溜まります。脚付きの家具、取り外し可能なカバー、そして水が溜まらない構造を採用することで、わずか10分のホース洗いで清潔さを保つことができます。
夜こそが本番
香港のルーフトップが最も活用されるのは日没後です。座面のベースに組み込まれた温かみのある低層照明や、光を反射しすぎないテーブル天板の質感は、日中のどんな要素よりも重要になります。
