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オーダー家具に組み込むレイヤード・ライティング
2026年8月7日

タスク、アンビエント、アクセント。質の高い照明計画には、天井照明以上の工夫が必要です。
私たちが手がけるプロジェクトで最も多く見られる照明の失敗は、一つのペンダントライトですべてを賄おうとすることです。居心地の良い空間には少なくとも3つの「光の層」が必要であり、オーダー家具はそのうちの2つを組み込むための理想的な場所となります。
必要な場所に届けるタスクライト
キッチンの吊戸棚下のライン照明、ヘッドボードの読書灯、書斎の壁面に埋め込まれたデスクランプ。これらは天井で光を反射させるのではなく、作業面に直接光を届けます。3000K(ケルビン)のLEDストリップを採用すれば、作業しやすく温かみのあるホワイトの光が得られます。
低い位置から広がるアンビエントライト
ワードローブの前面を照らすダウンライト、フロートタイプのサイドボード下からの間接照明、あるいはコーニス(蛇腹)の裏から天井を反射する光。これらは単一の照明が生む不自然な光の溜まりを解消し、夜の室内をより広く感じさせる効果があります。
素材の質感を際立たせるアクセントライト
ディスプレイキャビネット内の狭角LED、ルーバーパネルの凹凸を強調するグレージング照明、あるいはオニキスや天然石の背後からのバックライト。素材の美しさに視線を集めるこの層こそが、単なる「照明」を超えた「デザインされた空間」を作り出します。
各レイヤーを個別にコントロールする
調光機能や回路の使い分けにより、ダイニングルームは「明るい家族の朝食」から「落ち着いた夜の社交」の場へと表情を変えます。私たちは製作前に配線計画を立てるため、現場で完成した家具を削ることなく、ワークショップの段階で全ての器具を組み込みます。
リードタイムについて
照明の仕様は図面作成の段階で決定されます。施工後の後付けは、コストが嵩むだけでなく、配線が露出してしまう原因となります。
