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ロフトのリノベーション:ベッド、傾斜天井下の収納、そして難しい勾配の活用法
2026年7月21日

傾斜天井の下にある1メートルほどのスペースは、立って動くには不向きですが、引き出し収納には最適です。ミルトン・キーンズでの施工事例をご紹介します。
英国のロフト(屋根裏)リノベーションには、特有の制約がつきものです。両端の低い傾斜天井、部屋を横切る母屋(もや)の梁、そして建築基準法を満たす天井高が確保できるのは中央部分のみ。既製品の寝室家具では、これら3つの条件すべてに対応するのは困難です。
ベッドを傾斜の下へ配置する
ベッドは、その全長にわたって天井高が必要なわけではありません。頭側に高さがあれば十分です。低い壁面にヘッドボードを配置し、読書灯と棚を組み込んだウォールナット材のローヘッドボードを製作することで、部屋の傾斜側全体のスペースを有効に再生しました。
傾斜部分には開き戸ではなく引き出しを
傾斜下の収納に開き戸を採用すると、中の物を取り出すために這いつくばらなければなりません。そこで私たちは、ヘビーデューティー仕様のレールを用いた深い引き出しを製作し、収納が手元まで引き出せるようにしました。このプロジェクトでは、傾斜の下に幅1200mmの引き出しを4つ設け、シーズンオフの衣類をすべて収めています。
構造材である母屋を活かす
母屋の梁を囲って隠してしまうのではなく、同じ奥行きの棚板をそこから繋げるように設置しました。これにより、構造体が邪魔な障害物ではなく、意図的に設計されたレッジ(棚)として機能するようになります。
断熱屋根に適した素材選び
ロフトの部屋は、英国の他の部屋に比べて温度変化が激しいのが特徴です。そのため、無垢材のパネルは「雇い実(さね)」継ぎと膨張収縮を見込んだ隙間(エクスパンション・ジョイント)を設けて製作し、季節による木材の動きを抑制するのではなく、許容するように設計しています。
納期について
今回のヘッドボード、傾斜下の4つの引き出し、ドーマー窓下のデスク、そしてワードローブの製作事例では、図面作成から製作、設置まで14週間で完了しました。
