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オープンプランの住まいに馴染む、ウッドスラット吸音ウォール
2026年8月7日

木の質感を生かしたスラット壁は、単なる吸音材を超えて、洗練された造作家具のような佇まいを演出します。
香港のオープンプランのマンションや英国の新築アパートメントに共通する悩みは、至る所が硬い素材に囲まれ、音を和らげる柔らかい面が少ないことです。ウッドスラット(格子)を用いた吸音壁は、この問題をデザインのハイライトへと変えてくれます。
スラットシステムの仕組み
垂直に並んだ木製スラットを、吸音フェルトの背板に取り付ける構造です。スラット同士の隙間から音がフェルト層へと透過し、エネルギーが吸収されます。正面からはテクニカルなパネルではなく、豊かな木の質感を持つ壁面として目に映ります。
効果的な設置場所
ソファの対面、ダイニングベンチの背面、またはリビングと寝室をつなぐ廊下などに設置すると、聴感上の改善が最も顕著に現れます。ホームオフィスであれば、ウェブカメラに映る背後の壁面を優先するのが定石です。
木材の選定
20〜30mm幅のアメリカンブラックウォールナットを使用すれば、家具品質の温かみのある仕上がりになります。明るい印象の部屋には、オークやアッシュが適しています。仕上げにはハードワックスオイルを用い、室内にある他の家具と同じように美しく経年変化するよう配慮します。
収納との一体化
スラット壁を天井高の壁面収納の扉として活用することも可能です。スラットが取っ手を隠し、内部の通気性を確保しながら、壁面全体の吸音効果を維持します。限られた壁面を有効活用する必要がある香港のような住環境では、特に有効な手法です。
施工について
下地フレームを壁面に固定し、その背面に配線を通した後、モジュール化したスラットを取り付けます。賃貸物件やリースホールドの物件でも、最小限の固定跡のみで取り外しができるシステムを採用しています。
