guides
英国の冬を越えるテラス・ファニチャー
2026年7月24日

英国において屋外家具を損なうのは、寒さではなく「湿気」です。長年にわたって美しさを保つための仕様をご紹介します。
英国の気候は極端に厳しいわけではありませんが、絶えず湿気にさらされています。凍結と解凍のサイクル、そして8ヶ月も続く高湿度は、あらゆる接合部の隙間、未処理の固定具、そして排水性の悪いクッションを容赦なく攻撃します。
フレーム:マリングレード・アルミニウムまたはFSC認証チーク
粉体塗装を施したマリングレード・アルミニウムは、錆びず、腐らず、一年中屋外に置くことが可能です。伝統的な選択肢であるチーク材は、年月とともに優雅なシルバーグレーへと変化します。私たちのテラス・シリーズではこの両方を採用しています。一方でスチール製は、たとえ亜鉛メッキを施していても、英国の冬の間にはいずれ錆が染み出してしまいます。
故障の真の原因は「固定具」にあり
すべての固定具にはA4グレードのステンレススチールを使用すべきです。優れた素材のフレームであっても、一般的な固定具で組み立てられていれば、やがて錆び跡がつき、緩みが生じます。これは修理に持ち込まれる家具において、最も頻繁に見られる欠陥です。
クッションに必要なのは「撥水」ではなく「排水」
オープンセル構造のクイックドライ・フォーム(透水性ウレタン)は、水をそのまま透過させます。これを、紫外線による退色が少なく、洗濯しても縮まない原着アクリル生地で包みます。標準的な椅子用のウレタンは、スポンジのように水分を溜め込んでしまうため適しません。
脚部とレベリング
英国のテラスの床面は動くものです。接地面積の広いアジャスター付きの脚部は、冬を越えた後のテーブルのガタつきを防ぎ、また木材の末端が溜まった水に直接触れるのを防ぎます。
本当に重要な冬のメンテナンス
家具本体は屋外に出したままでも問題ありませんが、クッションは別です。カバーを乾いた状態で保管し、春になったらチーク材を洗浄する。必要なメンテナンスはそれだけです。
