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木材と質感で温もりを。北向きのリビングを心地よく整えるヒント
2026年7月22日

英国の北向きの部屋には、一年を通じて青みがかったフラットな光が差し込みます。その寒々しさを解消するには、壁の色選び以上に「素材選び」が重要です。
英国における北向きの部屋には、冷ややかで一定の強さのインダイレクト・ライト(間接光)が入ります。これはアート作品を鑑賞するには適していますが、夜を過ごすリビングルームとしては少し心細い光です。ペイントの色選びも効果的ですが、それ以上に大きな役割を果たすのが、家具の素材と表面の質感です。
赤みを帯びた木材を選ぶ
アメリカン・ブラックウォルナットは、温かみのあるブラウンの中に赤色のアンダートーンを含んでいます。これは、冷たい日光の下で少しグレーがかって見えるオークやアッシュに比べ、格段に温かく感じられます。北向きの部屋では、その差はドアを開けた瞬間に一目でわかります。
質感で光を分散させる
平滑な表面は、フラットな光をそのまま反射してしまいます。スリット状のウッドパネルや、フルーテッド加工(縦溝)を施したキャビネットの前面、あるいは凹凸のある織りのファブリックなどを取り入れることで、表面に微細な陰影が生まれ、空間に奥行きと落ち着きがもたらされます。
ミッドトーンの張地を選ぶ
弱い光の下では、極めて淡い色のファブリックはグレーのように沈んで見えてしまいます。オーカー(黄土色)、クレイ(粘土色)、モス(苔色)といったミッドトーンのウールやブークレ、厚手のリネンなら、英国の冬の午後でも本来の色味を美しく保つことができます。
家具と照明を一体化させる
私たちは、棚板の裏側に低電圧のLEDストリップを組み込んだり、ヘッドボードやソファの肘掛けに温白色の読書灯を内蔵したりすることを提案しています。天井の一灯に頼るのではなく、低い位置に複数の光源を点在させることで、夜の空間はより豊かになります。
決定前にサンプルを確認する
私たちは、実際の部屋で、実際にその場所を使う時間帯に確認できるよう、木材とファブリックの現物サンプルをお送りしています。これは製作工程の中で最もコストのかからないステップですが、最終的な決断を左右する最も重要なプロセスでもあります。
